始めに
「出産祝いを送りたい。」
でも、何を送ればいいのでしょう?

せっかくのお祝いなので長く使えるものが良いよね。



ベビーグッズはもう持ってるかな?



上の子いるからねー。
みんなで使えるものあるかなぁ?
幸せな悩みは考えていて楽しいものですが、相手の事を考えればこそ、まとまらないものですよね。
「子どもにとって良いものを贈りたい」というのは誰しも思うことです。
ところで…
出産したのは誰?
そうです。命を懸け、1年近く痛みや苦しみに耐えてきたのは他でもない「お母さん」。
出産祝いが子どもだけのものである必要はありません。
せっかくだから「子どもも大人も家族みんなで使えるもの」贈ってあげたいですね。
我が家の話になりますが
話は少し変わり、我が家の話。
上の子のイスが小さくなって困っていました。
成長に合わせて継ぎ足しながら使ってたけど、見栄えが悪い。
本人は気に入ってくれてるんですけどね。
下の子はまだバンボでいいけど、これも1年ちょっとで使えなくなる…。


成長に合わせて足を継ぎ足してきました。
そこで目を付けたのは、イスにも踏み台にもなる「ハコイス」



出産祝いにイスは早くない?
と思うかもしれません。
ですが、このハコイスは向きを変えれば大人が乗っても大丈夫なほど頑丈なんです。
ハコイスの魅力
では、なぜハコイスなのでしょう?
それはシンプルながら「使ってわかる機能美」と「五感で感じる造形美」を併せ持った存在だからです!
使ってわかる機能美
- 成長に合わせた座面の高さを選べる
- 大人も使える踏み台になる
- 木材のぬくもり
- 成長に合わせた座面の高さを選べる
-
向きを変えることにより4種類の座面の高さを選べます。
耐荷重もしっかりしていますが、大人が使うときはご注意を。ハコイス楽天市場店より引用 保育士の一言- 「足の裏を床にしっかり付ける」というのは姿勢もそうですが、咀嚼力(噛む力)を育てるのに必須です。イスは成長に合わせた高さを!
- 座面は浅いですが、深すぎると姿勢が悪くなりがちなのでこれくらいが丁度いいのです。
- 大人も使える踏み台になる
-
倒して使うと強度と安定性が高いので、大人が乗っても大丈夫。
身長が150cmよりも低い妻もこれにはニッコリ。
さらに出産後の運動不足解消に踏み台昇降運動にも大活躍!
赤ちゃんがいると自由に出かけられないですからね。体力をつけることはとっても重要!保育士の一言- 出産直後の身体は「交通事故にあったレベルで傷んでいる」とも言われています。
そのため1ヶ月は外出禁止、その後はゆっくりと散歩などで出産で傷んだ体を癒す必要があります。 - 育児休業から復帰するにあたり、仕事や保育園の送迎と体力面で大きな不安を抱えているお母さんも多いです。
- 出産直後の身体は「交通事故にあったレベルで傷んでいる」とも言われています。
- 木材のぬくもり
-
木材には特有の有用性があり、
- 空気を多く含むので断熱性(熱の伝えにくさ)が高く、体温を奪われにくい=温かく感じる
- 適度な弾力性で衝撃を吸収するので足腰への負担が少ない
といった利点があります。
五感で感じる造形美
- 丁寧なヤスリ掛けによる、なめらかな質感
- 北海道産タモ材の無垢な木目が美しい
- イス職人が思いを込めて手作りで仕上げている
- 丁寧なヤスリ掛けによる、なめらかな質感
-
「無垢材ならではの木の質感」×「職人による丁寧なヤスリ掛け」
=「ほおずりしたくなるなめらかさ」×「手にしっくりなじみ、滑りにくい」なめらかな面が美しく、角もキレイに落としてあります。 保育士の一言- いいものに触れているということは「手の感覚」や「巧緻性(手先の器用さ)」の成長に大きく関わると共に、満足感や肯定感へと繋がります。
- 北海道産タモ材の無垢な木目が美しい
-
木の最大の特徴はなんといっても「木目」。タモ材は高級感のある美しい木目が特徴です。
主張しすぎない柔らかな色と木目は様々なインテリアに合わせやすいです。
またタモ材は香りが少ないので、他の香りの邪魔になりません。ハコイスの材質は北海道産天然木材
ハコイスサイトより引用
タモの樹木言葉は「幸福な日々・未来への憧れ」。
「こどもと共に成長するイス」として、時間と共に変わっていく木の風合いも楽しんでいただきたいと思っています。タモ材の特徴- ハコイスはタモ材の中でも谷地梻(ヤチダモ)を使用。
- 幹がまっすぐに伸び、ほぼ正円に育つ。
- 強度と粘りが強く、フローリングや家具、スポーツ用品などに用いられる。
まさ樹木言葉の「幸福な日々・未来への憧れ」と樹木の特徴「幹がまっすぐに伸び、ほぼ正円に育つ」という二つの意味で子どもにはピッタリの贈り物。
- イス職人が思いを込め、手作りで仕上げている
-
ハコイスはイス職人(通称:ハコイスおじさん)が組み立てから仕上げまで思いを込め、一貫して行っています。
こういった丁寧な仕事を後世に繋げていく意味でも応援していきたいものです。丁寧にヤスリ掛け 美しい直角を狙う鋭い視線 最後に紙やすりで仕上げ
ちょっと気になった点
- 持ち手が無い
-
シンプルな構造が魅力ですが、指を引っかける穴はありません。持ち方を考えないと手を滑らせて足に落としてケガします。
ですが、危険を排除するという考えだけでいくのはいかがなものでしょう?保育士の一言- 「どういう危険があって」「どう持てばいいのか」を子どもと一緒に考えるチャンス。
- 引っ掛かりのないものを持つというのは握力や指の力を自然に鍛えられる。
- 汚れやすい
-
子どもの手というのは大体汚れてます。その汚れた手で触るので当然ハコイスも汚れます。
無垢材なので水分や油分の汚れを吸収してしまうんですね。
長年付き合うと、それがツヤとなり、味わい深くなっていくでしょう。買って半月程度でこんな感じ。
そのうちツヤになるでしょう。 - カラーバリエーションが無い
-
無垢材がインテリアに合わせやすいとはいっても、万能選手では物足りないもの。
ダークトーンの木材、オイルステインや塗装といったカラーバリエーションが待たれます。 - 一枚板ではなく集成材
-
約20,000円と高価なイスですが、いわゆる一枚板ではなく集成材(細かい木片の集合体)。
「木目を楽しむ」という点では一枚板に劣ります。(これが一枚板だと希少なので材料費が倍近く跳ね上がる。)
接着剤の使用量が増えてしまうというデメリットもありますが、ハコイスは「F☆☆☆☆(フォースター)」というシックハウス症候群の原因となりうる化学物質の量が極めて低い最高等級の接着剤を使用しているので安心です。加工前の集成材。
よく見るとツギハギで木目が違うんです。 - 工芸品としての要素はない
-
構造的に4枚の板をネジ止めしているだけです。
いわゆる継手(つぎて)ではないので伝統工芸としての美しさはなく、ネジと接着剤のみで荷重を支えているので耐久性で劣ります。
高価なのでそういった要素も期待したくなるものですが、技術的に精度を要求されるものなので、やると更に価格が跳ね上がってしまいます。継手の代表的な道具「枡(ます)」
見た目と強度を両立し、精度が良いと水も漏れません。
(これ自体は安物ですが)
ハコイスの使い方



撮影時は長男5歳:身長100cm程度
次男0歳9か月:身長73cm程度です。
用途は本当に無限大
- イス
-
「座面の高さが変えられる」「大人も座れる」というのがコンセプト。
どちらも足の裏がしっかりと床に付いていますね。
「正しい姿勢で座る」というのも伝えていきたいポイント。お座りが安定してきたけど、まだまだ倒れる不安あり。 5歳にはちょうどよく、毎日嬉しそうに使っています。 - テーブル
-
子どもがおままごとをしたりぬり絵をしたり。
トランプのテーブルにもピッタリ!背もたれが壁になるので、向こう側に落ちないのも◎。 大きめのおもちゃは低くしてあげると遊びやすい。 下が開いてるのでバンボとも相性バツグン。 ちょっとした団らんにもってこい。 - 踏み台
-
子どもが台所に立ちたいときに。
大人も乗れるので高い棚にも手が届くのもポイント。
妻は産後の運動不足解消に踏み台昇降運動をしていました。 - 本棚
-
小さい本棚にもなります。絵本は小さいサイズが多いのでちょうどいいサイズ感。
なんかちょうどいい。 - プラレールの車庫
-
息子が考えました。プラレールがちょうど7台置けます。
この後たくさん乗っけたままブルドーザーみたいに片付けられていきました。ジオラマのように並べると圧巻。 - コンセント隠し&手の届かない棚
-
妻が考えました。
寝返り真っ最中の赤ちゃんがコンセントに興味を持って触ってしまうけど、普通のコンセントのフタは誤飲が怖いサイズ。これで丸ごと覆って、更に上には手が届かないから物も置けるツーウェイ使用!力のある子だとハコイスごと倒すかも。
注意したい使い方
- つかまり立ち
-
安定性があるとはいえ、立ち上がった乳児の体重を支えるほどの安定性はありません。
目を離したスキにつかまり立ちしようとしてハコイスごと転倒ということも考えられるので保護者が必ずそばにいてあげましょう。 - カドに注意
-
ハコイスはカドというカドを丁寧にヤスリ掛けしていますが、乳児用のテーブルとして使うと丁度目線の高さにカドがあります。
お座りが不安定な子のテーブルとして使う際は向きを変え、保護者が必ずそばにいてあげましょう。乳児は不意に倒れることもあるので注意が必要。
子どもに伝えていきたい「木育」
ハコイスは以下の項目をキーワードに、北海道の林業から産業までを統括した木材製品のブランド「HOKKAIDO WOOD」に登録しています。
HOKKAIDO WOODより引用
- 木の質は、森の質。
- 伐採とは、森をデザインすること。
- 切り拓いているのは、林業の未来。
- 木をのせるとき、感謝ものせている。
- 積み重ねた技術が、原木をブランドにする。
そして北海道には北海道木育プロジェクト及び木育マイスターというものがあります。
木育とは、子どもをはじめとするすべての人が『木とふれあい、木に学び、木と生きる』取組です。
それは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。北海道水産林務部より引用
- 木と五感で触れ合い、手で作り、考える経験を通して、人と自然に対する「思いやり」と「優しさ」を育む。
- 身近な人と木で遊び、木と学び、つくる経験を通じて感情を共有し、新しい繋がりをつくることで地域や社会、産業の向上を目指す。
まさしく「木と共に生きる」ですね。
現代社会は安価な商品を使い捨て、人との関係も希薄になりがちです。
ですが、そんな中で生きていく子どもに何か良いものを残していきたいと思うのも親心。
ハコイスの素晴らしさは単に木のぬくもりや高さが変えられるといったことだけではありません。
こういった環境活動や地域活動を通した人と人とのつながりを大切にしているのです。
ハコイスの仕事記録
ハコイスを製造工程はTwitterで発信されています。
製造工程は普段お目にかかれないものなので一見の価値ありです!
協力会社さんが丸太を加工してくれます。
木は乾かす工程で歪むし、それが木に個性によって違うから目利きの職人さんが必須な業界なのです。
実際の製作現場はこんな感じ。
製品への細かな配慮が光っています。
いくら「大人が乗っても大丈夫!」と言われても、どの程度?という疑問が残ります。
ということで実際に力を加えて試験する「静荷重試験」を受けました。
そして無事に合格!安全性が証明された瞬間です。
作ったものは届けます。
もともとハコイスは保育園の要望により生まれ、これらはご先祖様に当たるので、風格が違いますね。
保育園では子どもたちが座ったり、テーブルや踏み台にしたり、壁に見立てて遊んだりとあたたかく成長を見守ってきたんですね~。
まとめ
北海道産のヤチダモをイス職人が一点ずつ手作りで仕上げたハコイスはシンプルながら「機能美」と「造形美」が詰め込まれ、アイディア次第で無限の使い方が生み出される素晴らしい出産祝いでした。
私もハコイスを通して息子たちとたくさん遊んだり話したり、無限に湧き出るアイディアに日々感心しています。
これが「便利だから」と安易に選んだ出産祝いだったら、ここまでの喜びはなかったでしょう。
これからハコイスと共に成長していく息子たちが楽しみでなりません。
この機会にあなたもハコイス仲間になって、木のぬくもりを感じながらバームクーヘン食べましょう!
おまけ
楽天市場店で購入し、レビューを書くと「木製しおり」がもらえます。






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